著作権侵害に対する警告書
著作権侵害に対する警告書は、自社または本人が保有する著作権(文章、画像、図面、音楽、映像、プログラムなどの創作物に関する権利)が、第三者によって無断で使用・複製・公衆送信・翻案されていると判断した場合に、その行為の停止や是正を正式に求めるために送付する文書です。著作権法に基づく権利行使の初期対応として用いられ、裁判や損害賠償請求に至る前に自主的な解決を促す目的があります。
著作権侵害に対する警告書
著作権侵害に対する警告書の画像
著作権侵害に対する警告書のテキスト
通 知 書 冠省 1 私は、「○○」という題名の書籍を著述し、同書籍(以下、「本件書籍」といいます。)について著作権を有しています。 2 ところが、今般判明したところによりますと、貴社発行の書籍××(以下、「本件貴社書籍」といいます。)21ページの記載は、本件書籍45ページ4行目の「…」から15行目の「…」の記載をそのまま複製したものです。 3 貴社のこのような行為は、私の著作権(複製権、譲渡権)を侵害するものであり、民事のみならず刑事処分の対象となるものです。 4 私は、貴社のこのような行為を到底看過することはできません。 そこで、本件貴社書籍の発行を直ちに中止するとともに、本書面到達後2週間以内に本件貴社の在庫をすべて断裁処分し、その経過を報告してください。 5 同時に、上記期間内に、私に対して謝罪と適正な損害賠償金の支払をお約束ください。 6 上記の要求が達成されないときは、直ちに法的手続に訴える所存ですので、ご承知おきください。 草々 平成○○年○○月○○日 (通知人) ○○県○○市○○町○丁目○番○号 ○○○○ (被通知人) 東京都○○区○○町○丁目○番○号 ○○株式会社 御中